今やオーディオガジェットは戦国時代。
iPhoneをはじめとしたスマホの登場により、スマホ接続に対応したスピーカーは盛り上がりをみせています。
スマホスピーカー戦国時代。
戦で、法螺貝を吹くように、ひときわ異彩を放つスマホ用無電源スピーカーを手に入れました。
それが貝のような形をした無電源スピーカー「LISTEN(リッソン)」です。
独特な形状を持った「LISTEN(リッソン)」はサザエの構造を模したデザイン。しかも、デザインだけでなく構造までサザエからインスパイアされています。
というのも・・
貝殻を耳にあてた時に海の音が聴こえますよね?
普段、耳では聴こえないような小さな音が振動して共鳴を作り出し、人間の耳に聴こえるレベルになる。
そんなサザエの構造をスピーカーで実現したのが「LISTEN(リッソン)」です。
デザインもコンセプトも尖っている無電源スピーカーをレビューしていきたいと思います。
仕様はざっとこんな感じ。
▼サイズ:106 x 120 x 85(mm)
▼商品差込口の幅:91mm
▼材質:アルミニウム、 ABS
▼重さ:440g
ボディをチェック。
なんとも味のある小箱。
開封すると「LISTEN」登場。
iPhone 6と比べるとこんな感じ。
大きくもなく、小さくもない。
デスクに置いてちょうど良く存在感を示すサイズ感。
特徴的なのが渦を巻くようなデザインと、ボディを支える足。
まさに海に生きるサザエのような頑丈さと奥ゆかしさ。
いよいよ実際に音を聴いてみます!
スマホを差し込むだけで音が大きくなる
有線で接続したり、Bluetoothなど無線で接続することなく、「LISTEN(リッソン)」にスマホを差し込むだけで、音を大きくすることができます。
しかし、「LISTEN(リッソン)」はただ単に音が大きくなるだけではありませんでした。
筆者はiPhoneユーザなので、iPhoneを挿してみました。
聴いてみて感じたのは、単に音が大きくなる無電源スピーカーとは違い、”音が伸びる”ということ。
バイオリンのような弦楽器が、iPhoneのみで聴くよりも「LISTEN(リッソン)」を通じて聴いたほうが伸びがある印象を受けました。
『サザエの振動を増幅する特殊な構造』によって、スマホ側のスピーカーから出る音源を”大きく””美しく”する効果があるのです。
また、スピーカー本体に足をつけて底を直接触れさせないようにすることで振動をフルに活かす工夫がされています。
デザインだけではなく、綿密な設計の元、この形が生まれたのでしょう。
クラシック系の音楽や、ボーカル+弦楽器のみといったシンプルに美しさを楽しむような音楽におすすめ。
反対に電子音メインや低音が強い曲は音がこもったり、割れたりする傾向にあります。しかしこれはどの無電源スピーカーでも同じことが言えるので致し方ないでしょう。
聴いてみて思ったのは、トータルとして見た時に、iPhoneから発する音をそのまま大きくするということではなく、伸ばせるところは伸ばしてくれる優秀な無電源スピーカーというイメージです。
クレードルとしても。
トゲトゲしくもあり、スタイリッシュでもある。
独特のアルミボディが、iPhoneのスタイリッシュさとシンクロしててイイ感じ。
裏側に充電ケーブルを通す溝があるので、スタンドとして立てかけつつも、充電しながら使うことができます。
充電しながら音楽を楽しむことは元より、スカイプなどテレビ電話をする時にも充電を気にすることがないので重宝します。
スマホを差し込むところには可変するパーツ。
このパーツを動かすことで10~20mmまでの幅に調整できます。分厚いケース以外ならケースを装着したままスマホを差し込むこともできますよ。
ライターから一言
スピーカーとしてだけでなく、デスクに置いてあると異彩を放ちますね。インテリアとしてもイイ感じ。一見最先端ガジェット感がありつつも、構造はアナログなところもツボです。素敵・・。手軽に使えるデスク上の無電源スピーカーをお探しの方は、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
source:株式会社 ヤベツジャパン:LISTEN