レザージャケットやレザーウォレット。
使い込むほどに表情を変え、味わいのあるエイジングが楽しめるアイテム。
服や財布と同じく、ファッション小物として外せないのがiPhoneケース。
カフェやレストランのテーブル、職場のデスクなど・・
どこに行くにも持ち歩くiPhoneにまとわせるケースって意外と周りの人から見られるものです。
30代で営業職の筆者は、外出先でのお客様と接する機会が多いので下手なモノは持てない。プライベートでもカジュアルなジャケットで落ち着いた洋服を着用することが多い。
故に仕事でもプライベートでも落ち着いた大人っぽいiPhone Xケースを探していたところ、「GRAMAS “TOIANO” Full Leather Case for iPhone X」に出会ってしまいました。
筆者がチョイスしたのはカラーはDark Brown(ダークブラウン)。
“TOIANO” iPhone Xケースは、日本の高級レザーケースブランド『GRAMAS』とイタリアの老舗タンナー『Volpi Concerie社』がコラボしたモデル。
筆者の美的センスを刺激した”TOIANO” iPhone Xケースを2週間使った感想をふまえて、その魅力をお届けしたいと思います。
仕様的にはざっとこんな感じ。
▼対応機種:iPhone X
▼サイズ:78mm×152mm×17mm
▼重量:90g
▼素材:本革
▼タイプ:手帳型
日本のiPhoneケースブランドとイタリアの革職人のコラボで実現
数々の手帳型レザーケースを世に送り出した『GRAMAS』のモノ作りのノウハウと、使い込むうちに風合いが増しエイジングが楽しめるイタリアの老舗タンナー『Volpi Concerie社』の革が絶妙に組み合わさった逸品。
表地、裏地、そしてフレームのパーツに至るまですべて本革仕様。
表地に採用されているのが『Volpi Concerie社』の”TOIANO”レザーです。
使ったのはまだ2週間ほどですが、1ヶ月、半年、1年と歳月が経過するほど表情を変えるであろう、”TOIANO”レザー。
明日、明後日、そしてさらに次の日と時が経つことに覚える悦び。
人生を共に過ごすパートナーだからこそ、妥協しないモノ作りには敬意を払いたいと思えるほど。
永く大切に使っていきたいと思える風格に惚れてしまいました。
やはり、良いモノは一生モノですね。
手帳型ケースだからこその実用性
iPhone Xをケース上部からスライドして入れていきます。
最後にストッパー代わりのベロを差し込んで装着完了。
スッポ抜けることもありません。
iPhone Xはベゼルレスの全面ディスプレイが採用され、5.8インチのビックサイズ。傷一つ付けたくないですよね。
手帳型ケースならディスプレイ全面をカバーするので普段持ち歩いている時にカバンやポケットの中で他の物と擦れて傷が付くなんてこともありませんよ。
万が一、iPhone Xを落としてしまった時もディスプレイを完全に覆っているので安心感がありますね。
フラップを閉じていても通話ができるように通話口に穴が設けられています。
ディスプレイに顔のあぶらが付いて汚れることもなくスマートですね。
落下の際に心配なのが、iPhone Xの四隅に加わる衝撃。
“TOIANO” iPhone XケースはiPhone X本体より一回り大きく縁取られているので、角から落としても端末本体が接触することがないのです。
この安心感は絶大ですね。
フラップには磁石が仕込まれていてパカパカ開くことを防止した親切設計。
フラップを折り返して使う時には、逆側でも磁石がくっついて固定されるので操作しやすい作りになっています。
フラップ内側には2枚のカードを収納できるポケット。
縦横2点で押さえ、ICカードの脱落を防止する独自開発の“RIPPLE”(リップル)という機構が採用されています。
大切なICカードが落ちる心配もなさそうです。
ただ、カードポケットにICカードを入れて運用する場合、改札でApplepayとの重複エラーが起きてしまいました。なので、定期として交通系ICカードを収納して通勤する場合は、Applepayを使わないほうがよいでしょう。
iPhone XがApple PayのSuicaだけの対応ということを考えると影響も限定的でしょう。実際に筆者は定期がPasmoなのでApple PayのSuicaを使っていません。
自分の環境と照らし合わせてみることをおすすめします。
ビジネスでもプライベートでも気品ある風格。
ケース全体の印象としては、スマートで紳士的なシルエット。
ビジネスでもプライベートでも締まる風格。
ステッチは綺麗に加工されています。
コーナー部分は熟練の技術力が要求される”寄せ”という手法が使われています。この”寄せ”によって、見た目を美しく保ちつつ、厚みを極限まで抑え耐久性を上げているのです。
この辺りはさすがのクオリティですね。
まとめ
▽good point
・所有欲を掻き立てる革の風合い
・使い込むほどにエイジングが楽しめる
・ディスプレイ全面を保護して傷付く心配を軽減する
・iPhone Xを落とした時に角への衝撃をケースが吸収する
・スマートなシルエットでファッションを邪魔しない
・革が集約されるコーナー部分を”寄せ”の技術によって美しく、薄く、丈夫に作られている
▽bad point
・本革なので見た目の重厚感がある一方で、クリアケースに比べて重い
・ICカードをポケットに入れて運用する場合にApple PayのSuica使用に難あり
こんな人におすすめ
・レザーのエイジングを楽しみたい人
・本物志向の人
・対外的なやりとりが多いビジネスパーソン
ライターから一言
日々の経過を楽しみに変えてしまう不思議な魅力は、ケース作りの確かなノウハウと技術力、そして老舗タンナーの長年愛されてきた革が相まって実現したのです。 高価なケースですが、持つ人に価格以上の幸福感をもたらしてくれるでしょう。
source: 坂本ラヂヲ株式会社:GRAMAS “TOIANO” Full Leather Case for iPhone X