ポケットに入る自撮り用ドローン「AirSelfie」でセルフィー!

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ドローンというと大きなヘリコプターみたいなラジコンっていうイメージがありますが、とてもコンパクトでスタイリッシュな自撮り用ドローンが登場しました。
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自撮り用ドローン「AirSelfie」は、イタリアのAirSelfie社が手軽に自撮りを楽しめることをコンセプトに開発したそうです。しかも、米国のクラウドファンディングサイト「Kickstarter」で多額の資金調達に成功した世界的にも大注目のドローンなのです。
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最先端のガジェット臭がするこのメタリック感のあるフォルム。
筆者のワクワク感も高まります!
実際に使ってみたところ、観光地やアウトドアレジャーの集合写真に実用的だと思いましたので、そのあたりを含めレビューしていきます。

仕様的にはざっとこんな感じ。
▼素材:アルマイト加工アルミ製
▼本体サイズ:幅67.4×奥行き94.5×高さ10.6mm
▼本体重量:61g
▼飛行時間:約3分
▼充電時間:フル充電約40分、10分間で約50%充電
▼最大上昇高度:20m
▼制御距離:20m
▼ホバリング精度
垂直:+/-0.1m
水平:+/-0.2m
▼専用アプリ:アプリ名【Airselfie】
▼WiFi:20m(干渉のないオープンエリア)
▼対応OS:Android 5.0.1以上、iOS 9.0以上
▼WiFi周波数:2.4GHz(障害物がない時)
▼カメラ 写真解像度:500万
▼ビデオ解像度:1080p/@30fps
▼ストレージフォーマット:JPG/MP4(MPEG-4 AVC/H.264)
▼メモリの容量:4GB micro SDカード内蔵

ドローンというより空飛ぶ自撮り用カメラって感じ!

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観光地でみかける自撮り。
その多くが自撮り棒を使ってiPhoneなどのスマホで撮影している方がほとんどではないでしょうか。
「AirSelfie」を使えば、最大20mもの上空から撮影することができるので、記念撮影で全員が入らないなんてことはほぼ無いでしょう。
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「AirSelfie」にはジャイロセンサー、気圧センサー、磁気センサーが搭載されていて、コンパクトなわりには比較的ホバーリング(上空で静止)が安定していると感じました。
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こちらがカメラ部分。
「AirSelfie」は小型ドローンでありながら、写真は500万画素、動画は1080p/30fpsでの撮影ができます。
例えるなら一昔前のコンデジくらいのスペック。画質にこだわる方は物足りなさを感じるかも。
しかし、持ち運びが出来て手軽に撮影できるということを考えると、SNSにラフに投稿する程度なら許容範囲と考えるべきでしょう。
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セルフタイマー機能により最長10秒間のタイマー撮影や、最大8枚の連写にも対応しています。
空撮での写真は後々見るとブレてしまうことが多々ありますが、「AirSelfie」は振動吸収システムを内蔵していてブレの少ない撮影が楽しめます。
実際に撮影してみたところ、確かに写真のブレは少なかったです。ただ、100%ブレないということではないので、そんな時は連写機能を使って何枚か撮影し、ブレていない写真をチョイスすることをおすすめします。
4GBのmicroSDカードが内蔵されているので、旅行程度なら容量は十分でしょう。
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メーカー公称はフル充電で約3分間の飛行ができるとのことですが、実際撮影していて2分弱しか充電がもちませんでした。筆者の操作が不慣れで、無駄な動作が発生しているのかもしれませんね。
充電時間はフル充電まで約40分かかるので、撮影が終わったらこまめに充電用のパワーバンクに収納して充電しながら持ち運ぶことをおすすめします。
ちなみに約10分で50%の充電ができるそうです。

ポケットに入れて持ち運べるほどコンパクト!

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この通り、「AirSelfie」はポケットに入れて持ち運ぶことができます。
充電用のパワーバンクにセットして本体を持ち運ぶことで、こまめに充電してサッと取り出し、撮影!といった感じですね。
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4基のプロペラの周りはアルミボディで覆われているので、本体の破損や怪我のリスクは軽減されています。
ただし、プロペラの上下は空いているので触れる時には注意しましょう。
本体サイズは幅67.4×奥行き94.5×高さ10.6mmで、iPhoneよりも小さいサイズ感です。
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観光地やアウトドアレジャーでは極力持ち物を少なくしたいですよね?
そもそも「AirSelfie」は自撮り用のドローンということで開発されているので、いかに持ち運びしやすいかが重要。
大きなドローンをわざわざ持ち運んで観光地で撮影するなんて非現実的なことを考えると、このくらいのサイズ感なら持ち運びに問題ないでしょう。
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本体は61gでとても軽量。200g以上のドローン(無人航空機)は日本の航空法で飛行に関して諸々制限がありますが、「AirSelfie」は61gなので対象外。
日本の観光地なら安心して飛ばせますね。ただし、周りの人の迷惑にならないように気をつけましょう。

初心者から上級者まで対応した3つの操作モード

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iPhoneなどのスマホとドローン本体をWi-Fi接続して、専用の無料アプリ「Airselrie」を通じて操作します。
ドローンといえば操作が難しいと思いがち。
しかし、「AirSelfie」は初心者から上級者まで3つの操作モードに対応しています。

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操作モードは左から順に
▼Selfieモード
・・・上昇下降、左右の旋回、左右の移動ができます。
▼Selfieコントロールモード
・・・上下にスワイプすると上昇と下降、左右にスワイプすると左右の旋回、中央のボタンを押したままiPhoneを前後左右に傾けると傾けた方向にドローンが移動します。
▼標準コントロールモード
・・・左のコントロールパネルで上昇下降と左右の旋回、右のコントロールパネルで前後左右の移動ができます。
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筆者はドローン初心者、というか操作が苦手なので、常にSelfieモードにして上昇と下降、左右の旋回で画角の調整をして自撮りを楽しみました。
初心者にはSelfieモードが簡単なのでおすすめですよ。
練習を重ねれば他の操作モードでより自由に「AirSelfie」をコントロールすることができることでしょう。

まとめ

▽good point
・本格的に写真や動画が撮影できるドローンでありながら持ち運べるサイズ感
・ハイスペックというよりも日常使いを想定した手軽さ
・記念撮影で誰かが撮影係りになって写真に入れないということがない
・自撮り棒よりも広く画角がとれるので、集合写真で全員が収まる
・空撮のわりにブレが少なく、今までとは違ったアングルからの写真でSNS映えする

▽bad point
・SNS投稿で高画質にこだわる場合は向かない
・約3分という撮影時間は短い

こんな人におすすめ

・旅行に行った時に観光地で思い出を残したい人
・今までにないアングルからの自撮りでSNS映えを狙っている人

ライターから一言

自撮りに特化したドローン「AirSelfie」はこれからの自撮りスタイルに変化をもたらす可能性があるように感じました。「AirSelfie」なら今までの自撮り棒やスマホスタンドよりもさらに広角アングルで撮影することができます。これからはドローンで手軽に自撮りをする時代がくるかもしれませんね。